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【短い感想】『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』

久しぶりに、TSUTAYAへ行って、ずっと財布にあったタダ券があったので、新作のこの作品を借りてきました。たまにはヒューマンドラマでも観ようかと思いまして。

 

で、なんかわかるようなわからないようなお話だったので、気になってググって見て、

こちらのブログを読んでスッキリしました。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う - secret boots

 

 邦題のタイトルは、死んだ主人公の妻が残したメモ「If it's rainy, You won't see me, If it'ssunny, You'll Think of me」がもとになっており、「you」は主人公のことで、「me」はメモを書いた妻のことなんだけど、邦題だと主語が主人公になってるから意味が全然違ってしまっているそうです。で、このメモが出てきた時の字幕も邦題のまんまなので、かなり意味不明になってしまっていた、と。

 冒頭で主人公と妻が交通事故にあって死に、主人公はほぼ無傷で生き残ってしまったのに、主人公は妻が死んでも泣くことが出来ず、彼女にたいして愛がなかったのだと思い始めます。主人公が鏡に向かって無理に泣こうとするしぐさが悲痛で印象的でした。

  主人公は葬儀が終わった次の日も普通に出社して仕事を淡々とこなせちゃうんだけど、そんな自分がおかしいことにもだんだん気づいていきます。そこでいままで気にしてなかったものが気になり始めます。例えばトイレのドアの軋む音とか。だから、いろいろ気になったものを壊し始める。これは、行動自体は物理的だけど、彼の心を解体していく作業ということになっております。なんだか抽象的というかパフォーマンスアートみたいだと思った。

それがぶっ壊してからまた組み立て直すようになります。最後には、妻への愛に気づいて心から泣くことが出来たし、彼女のために行動できるようになった、めでたしめでたしということだそうです。その行動が全体的におしゃれすぎるし、やっぱアート系だなと思いました。

 

曲がよかったので張っておきます。


Warmest Regards (Official Version)