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語ることって大事

【短い感想】『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

はい、今日から観た映画は必ず、短くてもいいからなにか感想をそれなりの分量ひねり出すようにしてみようという試みを始めます。

 

というわけで、今日は『IT』見てきました。

ざっくりの感想は、「いまいち」でした。

映像はすごく綺麗、俳優もいい、ドラマもあって感情移入もできる。

でもなんだろう、このもやもや感は。

おそらく、物理的に敵をぶん殴ってぶったおす展開が白けてしまったんだと思う。アメコミ映画をみてるような感覚。

アメコミ映画を批判するわけじゃないけど、このジャンルって基本的に、悪をスカッとぶっ飛ばして、仲間とワイワイやって楽しーってやつだから、それをホラーでやられても困るんだよね。

 

こういう悪い点を指摘したら、次はよかったところ言わなければなるまい。

うーんなんだろうな。

ハリウッド映画ってやっぱりなんだかんだでアメリカ人のためにつくってるっていうのがあって、それでいうなら最近の社会諸相と絡められると思うんだよね。

最後はみんなで団結しなきゃいけないってメッセージは、とても今のアメリカ人たちにとって切実な問題なんだろうな、ってことが感じられたのはよかったかな?

でもやっぱりなおさら、これを日本人の俺がみたことで何かあるかっていうとなんもねーな、って思う。そんな映画だった。

これを観るなら『スタンドバイミ―』見直した方がいい時間が過ごせそう。

スティーブンキング原作の映画って他には『ミスト』とか『ショーシャンクの空に』、『シャイニング』を観たくらいだな。

『シャイニング』は異色だからおいといて、だいたい死が直接的に、身近な存在として描かれてるのがアメリカ的だなって思う。

日本の創作物だとなんだか非現実的な感覚が付きまとってて、それってなんでだろうな。

アニメとかで血の表現があるかないかって話が分かりやすいかな。血が出るアニメはとことん降り切れてて人がばさばさ死にまくるけど、極端であるほどリアリティがない。

血が出ない場合なら暗示的に示すとか婉曲的な表現になるんだろうなきっと。

そういえば最近『亜人』の漫画を全部読んだんだけど、あれなんか最たるものだよね。

でもあの死に対するリアリティーのなさが、逆にリアルなんだよなあ。

だから『聲の形』で描かれる自殺は、なんだかリアリティーが無くて、そこだけ感情移入できなかった。まあ、そういうことにしよう、と頭で保留して読んでた。

死を実感できてるのとできてないのとで、人ってどう変わるんだろう。

攻殻機動隊』の少佐が下手したら死んじゃうのにあえて夜の海に潜る感覚。

普段死を感じないからこそ、自分から感じてみたいと思う。だから戦争映画とかゾンビ映画が好きなんだろうな。

 

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